【記事目次】




12月。
暖かい時期に走っている、道志や富士五湖周辺のツーリングも
11月までで終わりだ。
これから、暖かくなるまでの間
三浦半島や葉山、江ノ島周辺の海方面を走る。

天気予報での今日の最高気温は13度。
午前9時の段階では、10度を下回っているだろう。
澄んだ空気のせいなのか、寒さに閉ざされた気持ちのせいなのか
カーカーのマフラーから出る、ハーレーの排気音が
やけにうるさく聞こえる。

いつも被っている半キャップも、この時期にはジェット
素手での操作も寒さには敵わず、革のグローブをはめる。
それでも5分も走ると、寒さに手が凍える。

横横を走りぬけ海岸線へ。
海を左手に、小さな町を幾つかやり過ごす。

いつも休憩している、小さな港の小さな公園前。
オートバイを停めエンジンを切り、ヘルメットをミラーにかける。
地べたに腰を下ろし、煙草に火を点けると
一匹のが鳴きながら近づいてきて、俺の目の前で丸まった。

三浦海岸の猫2.jpg  三浦海岸の猫1.jpg

『腹、減ってるのか・・・ゴメン、食い物は持ってないんだ・・』 
手を出すと身体をひるがえし、決して触らせてはくれない。
それでも離れようとはせず、俺の目の前で丸くなる。

後ろ髪をひかれるように
『今度来る時は、何か持って来るからな!』 と
オートバイを発進させる。

何故か、頭から離れない猫。
我が家にも、猫が2匹いるせいだろうか・・・。
コンビニを見つけ、魚肉ソーセージを買い込み
猫の元へ戻っていた。

公園へ入ると、猫はしっかりとついてくる。
ソーセージを千切ってあげていると
5・6羽のトンビが上空に集まって来た。
千切ったソーセージを投げ上げると、トンビは上手にキャッチ。
猫の分は十分に確保し、トンビの見事なキャッチを
何度か楽しんだ。

ソーセージが終わっても、猫はしばらくは俺から離れなかったが
もう無いのかと悟ると、日向ぼっこを始めた。
『また今度な!』 と声をかけ、俺はその場を後にした。



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パワーウォーム検証



寒い季節、オートバイに乗るのには
やっぱり暖かい方が良い。
かといって厚着をし過ぎて
モコモコと着膨れしたのでは意味が無い。
そこで、今流行の 【あったか下着】 を購入してみた。

イトーヨーカドーで偶然にみかけた、その 【あったか下着】 は
以前見たTV番組で紹介していたものとは、ちょっと違う気がした。
【パワーウォーム】
コーナーには、薄手の物(1980円)と厚手の物(2980円)があった。
俺は、薄手の物をチョイスし購入。
そして帰り際、車の中でハッと思い出す。
”TVで紹介してたのは、980円だったような・・・”

家に着き、よく見てみると
【パワーウォーム プレミアム】 とある。
調べてみると、これは完全日本生産とある。
使っている生地云々は、よく分からないが
”980円ので良かったのに・・・” と思いながらも
”値段が高い分、良い物なのだろう” と、自分で納得する。

翌日、早速 この下着をつけてツーリングに出かけた。
下着の上には、下はジーンズ。
上は、タートルネックの長袖にネルシャツ。
そして、インナーをつけたバンソンBのライダース。

天気予報での最高気温は、22度。
午前9時で、体感的には17度程。
オートバイで走っても、全く寒さは感じない。

道志を抜け山中湖へ。
少し寒さを感じるが、いつもの感じでは
15度を下回ってはいないだろうと思っていた。
しかし途中、道路に設置された温度計を見ると13度。

富士スカイラインで標高を上げ、水ヶ塚公園の駐車場へ。
太陽は隠れ、オートバイを停めると寒い。
気温は、体験的に11〜12度位か。
しかし、しばらくベンチに座りジッとしていると
この程度の寒さで済んでいるのが、下着のお陰だと感じた。

結果、この 【パワーウォーム プレミアム】
体感温度を2〜3度上げてくれるものと感じる。
薄手でソフト、着心地も悪くない。

これから、まだまだ寒くなる。
俺にとって、この下着は
冬場のツーリングに欠かせないものになりそうだ。



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嘘だろ!?



オートバイの不具合箇所を見てもらうために立ち寄った
とあるハーレー販売店での事。

作業を待ちながら、駐車場で煙草を吸っていると
作業を終えたハーレーが2台、店員と整備士によって
店内から出てきた。

側には、そのハーレーの持ち主らしき若いカップル。
1台は、そこそこのカスタムを施したハーレー。
もう1台は、年式は新しくはないがスポーツスター系か。

店員から、一通りの説明を受けたカップル。
男がカスタムハーレーのエンジンを始動。
【ブルルーン、ドコン・ドコン・ドコン・・・】
たぶん違法マフラーではあるが、重低音の悪くない音。
そして、男は女の方へ近寄りスポーツスター系のエンジン始動。
”エンジンまでかけてあげるんだ・・・” などと、思った瞬間
【バキバキバキバキ・・・・バキッ!バキッ!バキッ!・・・】
男のカスタムハーレーよりはるかに大きな音。
しかも、重低音云々というより
耳を塞ぎたくなるような、ただの煩い系。

”すげえ音だな・・・” と思いながら
俺はしばらく、そのカップルを見ていた。

エンジンが暖まると、男は駐車場の出口へ。
幹線道路に面した販売店の駐車場から出るには
車が途切れるのは待たなければならない。

男は、自分の横に来るように、女に合図を送る。
女はエンジンの回転数を上げ 【バキバキバキ・・・スコン!】
クラッチを上手く繋げられずにエンスト。
再びエンジンをかけるも、発進できずに またエンスト。
そんな事を2・3度繰り返し、やっとこさっとこ男の隣へ。

俺は ”大丈夫か?” と首を傾げながら見物。

幹線道路の車が途切れると、先に行けと男の合図。
女は再び 【バキバキバキ・・・スコン!】 エンスト。
エンジンをかけ、また二人仲良く車が途切れるのを待つ。
車が途切れ、2度目の挑戦!
【バキバキバキ・・・スコン】 またまたエンスト。

誰もが振り向くような、マフラーからの爆音。
女とはいえ、あの体たらく。恥ずかしくないのか?

そして3度目。
【バキバキバキ・・・】と、高回転をキープしたまま
身体を仰け反らせ発進し、道路へ進入して行った。

もともと、教習所での大型二輪免許が反対だった俺は
呆れた苦笑いの中 『嘘だろ!』 と、独りごちた。



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